December 07, 2024
今回は療育の中で行っている遊びについてご紹介したいと思います。
今回ご紹介する遊びは、かいじゅう倒しという遊びです。
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かいじゅう倒しのねらいは、かいじゅうに向かってボールをコントロールしながら当てる、意識を向ける、
表現を楽しむなど様々なねらいがありますが、子ども一人一人にあったねらいを立てて
療育を行っています。
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療育士が身体全体を使ってかいじゅうになりきります。
子どもたちはカラーボールを使って、かいじゅうになりきっている療育士にボールを当て、倒していきます。
キャンディーボールやバランスボールなど、自身が使いやすいボールを使って投げます。
かいじゅうの表現を行うと、捕まらないように逃げるだけの子もいましたが、
他児や療育士がボールをかいじゅう役の療育士に向かって投げるのを提示すると、少しずつ自身の
興味からボールを手に取り投げることができました。
なかなか、ボールが当たらなくてもあきらめずに何度もボールを投げる様子が見られ、近くの療育士と
協力しながら倒すことができると「倒せた!」「やった!」など感情を発信している子どもたちです。
ボールをまだ投げるのが難しい子どもたちは、スズランテープを使って倒す姿が見られます。
スズランテープの色が赤、青、黄色に分かれており、赤=熱い、青=冷たい、黄色=ビリビリという感覚から
「あちち」「熱い」「冷たーい」「ビリビリ」など発信しながら発信にあった色のスズランで攻撃し、倒す姿が見られます。
ボールで倒すのが難しくても自身で倒せるアイテムを考え、倒している子どもたちです。
個別療育や集団療育で行っている遊びを今後も紹介していきたいと思います。